May 2010

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2010.05.12

消防関係リポート第4弾 発隊式 by もも子 [日記]

5月11日
茨城西南地方広域市町村圏事務組合消防本部 高度救助隊 発隊式が行われました。

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雨のため、室内での式となりました。

1.名称
茨城西南地方広域市町村圏事務組合消防本部 高度救助隊
2.創設理由
救助隊の編成、装備及び配置の基準を定める省令により、近年、大規模な災害減少が多発している状況を踏まえ、救助体制の強化を図るため、高度救助隊(省令第5条)を創設する
3.目的
阪神淡路大震災、新潟中越自身及び尼崎における、JR列車脱線事故等の教訓、並びに国民保護法への対応を踏まえ、地震水害等により倒壊家屋、瓦礫内、土砂崩れ等密封空間に埋もれた生存者の救助やテロ、NBC災害に対応した迅速かつ的確な人命救助活動ができる高度救助隊を設置する
4.人員
高度救助隊発足以前の、特別救助隊員60名より「高度救助隊任命基準」に基づき、高度な知識及び技術を有する15名を選出任命する

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白戸市長が管理者としての挨拶をされ、高度救助隊に対する期待の大きさを感じました。

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海老澤隊長による決意表明が述べられ、
『人命救助という崇高な使命の下 高い志しを胸に 市民の安心と安全のため 邁進していきます』という力強い言葉が室内に響き渡りました。

高度救助資機材の説明がありました。
阪神・淡路大震災の惨事を教訓に、大規模な地震や火災など災害現場で、倒壊建物の下敷きや、生き埋めとなった生存者の発見、濃煙や暗闇の中での被災者の早期発見ができるよう整備が進められている資機材です。

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【画像探索機1型】
瓦礫の中に埋もれた要救助者を「画像」により探すための資機材
「ファイバースコープ」を瓦礫の隙間から送り込んでいき内部状況を把握できるのはもちろん、先端部にはマイクとスピーカーも組み込まれており、要救助者との会話も可能
センサーにより温度測定や有毒物質や酸素濃度を測定する事も可能
また、空気ボンベにより送気を行い、要救助者の呼吸を確保することも出来る

【画像探索機2型】
1型は入り組んだ瓦礫の先まで到達できるが、こちらはその必要のない場所で使用される。某の先端には照明やカメラの他、マイクとスピーカーがあり、要救助者との会話も可能

【熱画像直視装置】
熱源に反応して画像を表示する特殊なカメラ。煙を通して鮮明な画像が得られるため、濃煙の中での人命検索や、残り火の確認などに用いられてきた資機材

【地中音響探知機】
倒壊した建物、土砂崩れ、陥没、地すべりなどの現場で、生き埋めとなった要救助者を探査するための資機材
生存者が発するどんな些細な「音」でもキャッチし、発見する事が可能

【夜間用暗視装置】
夜間における救助活動で被写体を捉えることが可能な特殊カメラ
月明かりで約500m、星明りで約200mの視野範囲を得ることができる
また、小型のものは能力が若干異なるもののヘッドマウントによりハンズフリー化できる

いずれも大きな災害報道時にテレビなどで見る資機材でしたが、ひとつひとつ説明を受けると、凄い機能を持っている事がよく分かりました。
そして、選抜された隊員のみなさんの、きびきびした所作には、見ているもの達に緊張感そして、安心感をも与えるものでした。

あってはならない惨事、しかし、いつ起こるか分からない有事の際には、きっと大きな働きをしてくれるに違いないと確信できた「発隊式」でした。

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