2010.05.08
消防本部通信指令室 by もも子 [日記]
緊急事態には必ずお世話にならなくてはならない消防車や救急車ですが、先日、古河市中田にある消防本部へ行って、話を聞いてきました。
皆さんが緊急事態に遭遇した時は、先ず119番に電話をかけ、助けを求めますよね。
その電話(家庭の電話)は、通信指令室につながり、電話番号・住所・氏名など、必要なデータを聞き取り入力すると、2台のパソコン画面に、それぞれ文字データと現場地図が表示されます。
それらのデータにより、現場を特定し、消防車あるいは、救急車を近い分署から出動させます。
火事の場合、水利(水の供給源)も表示され、現場到着後、すぐに対応できるので、大変素晴らしいシステムだという事がわかりました。
尚、GPS機能のついた携帯電話からの受信なら、現在地の特定が可能で、通信ゾーンが外れた場合を除いては、家庭の電話と同じ様に表示されるという事でした。
出動中の車両であっても、無線により連絡を取り合う事ができ、その場から次の要請に応じる事もできるのだそうです。
また、通信指令室には、各種の受信状況や出動中の緊急車両の状況などが車両運用表示盤や支援状況表示盤として、電光掲示一覧となって表示されていました。
更に、17箇所に及ぶ分署・出張所入り口には、モニターの設置がされていて、たまたま署員全員が緊急出動中で不在の場合でも、駆け込み通報・駆けつけ通報に対応(通報者の顔が映し出され、通信指令室と会話ができる)できるシステムになっているのだそうです。これにも驚きました。
24時間体制、昼間は4人、夜間は3人で対応し、多い日には1日50件、平均30件の緊急出動があるそうです。
【参考】:茨城県の救命救急センターは現在、国立病院機構水戸医療センター、土浦協同病院、西南医療センターおよび筑波メディカルセンターの4ヶ所に設置されています。
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