(有)諏訪藤 諏訪酒店(諏訪 芳明 さん)
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(有)諏訪藤 諏訪酒店
住所:古河市上大野1411-3 電話・FAX:0280-98-3400
営業時間:9:00 〜 20:00 定休日:毎週水曜日
●お問い合わせ ●ホームページ
【ご商売について簡単に教えてください。(お店の概要 現在までの経緯 主な取扱商品など)】
酒類、たばこ、菓子食品の小売り店です。東京に住んでいた私の祖父が、関東大震災に遭い、実家に避難してきて商売を始めたのがきっかけです。
大正12年(1922年)創業です。その後、1986年~1995CVSスパーを経て、現在に至ります。
商品は、全酒類(業務用生樽、全国地酒焼酎。量り売り焼酎、輸入洋酒全般)幅広く扱っています。
【ご商売へのこだわりや工夫は何ですか?】
「地域と共に、時代と共にニーズに対応する。」事です。ワインを例えにお話をしますが、ワインは人気商品のひとつとして売れるものですが、古河という(特にお店の周りの)土地柄、食事をしながらワインを楽しむという楽しみ方がまだ定着しきっていません。
ちょっとしたおつまみ等を食べながらというスタイルはあるにしても、「食事をしながらワインを楽しむ」というスタイルを楽しむ人がまだ少ないのです。そういったお客様が「ワインを飲んでみようかな」となった時、始めは渋い味を好まない傾向にあります。なので私達店側として、甘いワイン、飲みやすいワインを探し、仕入れて、それを含めたものをお奨めする事で対応しています。
そうして(ワインに限らずですが)何か求めているお酒がある時に「飲みやすい」商品から勧めてあげる事により、楽しいお酒となるようなお手伝いをさせていただいてます。すると、「前に選んでもらった(勧められた)ワインが美味しかったから」と、リピーターになってくれたりするのです。そんな風にお客様とコミュニケーションをとって商売ができる事はウチの様な商売ならではの面白さだと思います。
そうして「諏訪藤に行けば何か(お酒を楽しむための)答えが得られる」というお客様の期待に応えられる様に日々努力をしていますし、今の様な時代だからこそ、そういったものが求められているのだと思っています。
【ご商売の魅力とは何ですか?(ご商売に対しての喜び、魅力、誇りなど)】
毎日、仕事を通していろいろな人との出合い、ふれあい、会話、笑いがある事です。
お話した通り、お酒をただ売っているだけではなく、お客様一人一人の商品選びの為にいろいろとお話させていただきますので自然と会話も弾み、そんなやりとりを楽しんでもいます。
そんなやりとりの甲斐あってか、新しい商品、お奨めした商品にお客様から満足の声をいただいたり、お客様のご要望に応える事ができて、感謝の声をいただいた時はなんとも嬉しいですね。
【おすすめの商品やサービスについて教えてください】
量り売り焼酎(樽麦、長期麦、甕芋、米、黒糖、泡盛)1.8L 1300~2280円
蔵元直送地酒・本格焼酎(蔵元と提携し良い物をお求め易く)
清酒1.8 越辺大吟醸1980円、新潟壱久1390円、越後寒椿1480円
焼酎1.8 火の舞2080円、月光の舞1630円、千貫2380円、三年の扉1680円
北陸地酒1.8 八海山2280円、菊姫2000円、常きげん1950円、天狗舞1900円
【夢や展望をお聞かせください。】
大型店や外部大資本チェーン店の進出により、地域の便を果たしてきた地元店舗が数多く廃業に追い込まれてきました。そんな厳しい状況の中で頑張ってきた人達と力を合わせ、地元業者による地元商業の活性化を果たすのが夢です。
今、道の駅の計画があったりと、チャンスとも思える機会はあるのですが、全てがすんなりと簡単に決まり、進められていくものでもないので、そういった中でどう地元商業の活性化につながるかをテーマに日々奮闘中です。
【趣味は何ですか?(商売以外で大切にしている事はなんですか? 休日はどう過ごしていますか?)】
妻は学生時代からの卓球が趣味です。
私はロータリー、商工会、食品協会、防犯協会、道の駅研究会、特産品研究会、一店逸品事業、社会福祉法人、民生委員などいろんなところで話し合いをするのが趣味です。
ゴルフなどもやっていたのですが、今の私のテーマである「地元活性化」のための活動をしているうちに、いろいろな団体(協会など)に属する事となり、多くの話し合い(会議)をこなしているうちに、自分の中で「趣味」になってしまいました。
今回のインタビューは諏訪藤さん。国道125号線を新4号に向かう途中にあるお店です。お酒屋さんとわかってはいるものの、お店に入ってみると、まずはその品揃えに圧倒されます。でも、お話にもあった通り、いろいろなお客様のニーズに応えられる様にするには、それなりの数、種類のお酒がないと対応できないというのもあると思います。
諏訪さんは「話し合いが趣味」とおっしゃるくらなので、とてもお話がしやすく、会話も途切れることがありませんでした。その多くの会話の中で感じたものは、今の社会で商売する事の厳しさ、難しさや、その中で頑張っているという事。
お酒を売る諏訪さんの商売でも今の不景気や大型店の進出の影響を受けており、それに対する(いろいろな意味での)持久力が求められているのです。
それら大型店の設定する価格を加味しつつ、品質の良い魅力のある商品を売る事でお店の価値を上げています。
商品の価格は下がれば喜ばれますが、同時にお店としての価値は高めなくてはならないのです。
お店(諏訪さん)の価値を高めるためにも、お酒の知識がなくてはお客様にお勧めする事もできませんが、その種類の多さにこれまたビックリ!
お酒の知識、情報だけでなく、様々なニーズに応えるという事から来店困難なお客様への宅配も行っているとの事。でもそういった細やかな気遣いができるからこそ、地元に密着した情報(周辺には食事をしながらワインを飲む人が少ない等)も収集し、それに対応できる商品を揃えたりする事ができるのかもしれません。
ちなみに、お客様からのリクエストで一番困るのは「美味しいお酒ちょうだい」だそうです。
お客様一人一人好みも、お酒の飲み方の違うわけですから、その一言で一番お客様にあったお酒を選ぶ事がどれだけ難しいかも想像に難しくありません。でも、そんなリクエストを受けても、「話し合いが趣味」である諏訪さんだからこそ、お客様とのコミュニケーションから商品選びのヒントを見つけ出してくれるのかもしれません。
「お酒を楽しみたい」と思っている方、諏訪藤さんに行ってみませんか?アナタの好みを見つけてくれる(かもしれない)話し好きの酒屋さんがそこで待っています。
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