明楽(森 明夫 さん)
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明楽
住所:古河市下大野1806-8 TEL:0280-92-2321
営業時間:11:00 〜 14:30 17:00 〜 21:00 定休日:毎週月曜日・第3火曜日
–ご商売について簡単に教えてください。
昭和47年5月26日、(修行後の)21歳の時、下山町に店を構え、私の商売がスタートしました。
当時は出前の方が圧倒的に多く、お店に客様は一日に5、6人しか来ませんでした。
そんな中でも「絶対にこの店はつぶさない!」「やる気があればどんなことだって出来る!」という心で、当時はがむしゃらに取り組んでいました。始めの7ヶ月間はとにかく一人で頑張り、その後は、妻と共に二人三脚で歩んで参りました。そして昭和57年3月20日、現在のお店へ移転し、今に至ります。
–ご商売へのこだわりや工夫はなんですか?
- 毎日楽しく!それが一番!楽しくなきゃ、やっていられない。
- たとえ厨房でかあちゃんとケンカしようとも、すぐに気持ちを切り替えて良い接客をする!
- お客さまとの会話の中で聞いた事や、お客さまの好き嫌いを覚えておいて、次はもっと良い接客が出来るように心がける。
- 益子焼の器。
の4点です。
4番目の「益子の器」は、現在の店に移ってから20年経つのですが、その間に一度店を改装した時、他の店とは違う明楽だけのおもてなしができないかとを考えていて、その結果、器にこだわってみようという事になり、益子焼に替える事にしたのです。元々、焼き物が好きでしたので、個人的にも見に行けばついつい買ってしまったりという事もあったのですが、今回はお店のサービスの一環としてでしたので、色んな器を見て、あの器にはこのメニューを…と考えながら揃えていきました。そうやってメニューを考えながら器を選んでいる時間はとても楽しかったです。
例えば、写真右の変形の細長い皿にはえびチャーハンを盛ります。メニューに掲載されている写真を見ると、当店の様なお店で食べられる一般的なチャーハンとは、ちょっと雰囲気も違って感じられるようですが、それがかえってよい印象を与えているのか、えびチャーハンはうちの人気メニューのひとつでもあります。
もう一つ人気のカツカレーは左の大きな平皿に野菜と一緒に盛ります。
写真上の器には雑誌にも取り上げてもらったことのあるラーメンを。これらの器が、当店の個性の一つとして頑張ってくれているようです。
–ご商売の魅力とはなんですか?
自営業ですので、自分のペースで仕事を続けていけるところですね。ところどころに自由な時間をとって気分転換をしたりして、時間の有効活用をしています。でもやる時はやる!というようにメリハリをつけてやっていけるところが自分には合っているみたいです。
あとは、これは体に染み付いてしまったものだと思いますが、仕事でお付き合いのある業者さんや友人などの電話番号は一度覚えてしまうと絶対に忘れないんです。何十年もこういう商売を続け、調理をしながら注文を受けたりしてきたので、必要な情報を忘れずに処理できる頭になったようです。おかげで今でも調理をしながら別の事を考えられたり、色々なところに気を配れるようになったりと、頭も元気に現役で続けられています。ですので、仕事しながらお客様とコミュニケーションもとれるので楽しく仕事をするのに役立っています。
–おすすめの商品やサービスについて教えてください。
●醤油ラーメン¥550
様々なメディアから注目される、毎日食べても飽きのこないラーメン。
●特性ゴマラーメン(辛口)¥840
ゴマの風味と豆板醤の心地よい辛さがたまらない!!すりごまたっぷり!
●キムチラーメン¥880
キムチとたっぷりの野菜、豚肉をいためてラーメンの上に乗せた
●モツ煮定食¥800
時間をかけてじっくり煮たもつ煮はくさみもなくとってもやわらか。
●五目そば¥780 明楽定番人気!
●カツカレー¥950 えびチャーハン¥880 益子焼のお皿が斬新。
●餃子¥450 一日に2000個作ることもある隠れた逸品。
メニューを見ていただければわかるのですが、いろいろな味を楽しんでいただこうと、メニューの数が増え続けました。その為、お客さまに「一体何屋なの?」と冗談交じりに聞かれることも時々あります。
–夢や展望をお聞かせください。
今後、取り組んでいきたいと考えている事は、餃子のネット販売です。まだ本格的に始めてはいないのですが、最近はインターネットを利用して問い合わせや注文が来る事もあるので、全国各地に少量ですが出荷しています。当店の味を広く楽しんでいただけたらと考えているので、少しづつ準備を続け、いつかは本格的に…と考えています。当店の餃子を美味しいと言ってくださる方がいる限り、やれるだけの事をやっていきたいと思っています。
–趣味は何ですか?
ゴルフや旅行が好きです。気が向けばその日の朝にホテルの予約を取って、行ってしまう事もあります。わたしの場合は一生が仕事だから人生は短いし、楽しむときに楽しまないと!
今回取材をさせていただきました明楽さんは、七幅カレー麺にも参加している、街のおいしい中華屋さん。
ご主人と奥様、息子さんの、終始和やかな表情に取材しているこちらも和みつつ、色々なお話を聞かせていただきました。
長く商売が続いているだけに、味ももちろん確かなもので、過去には、雑誌の取材も受けた事もあるとの事。
明楽へ食べに来たお客さまが、その味に魅了され、雑誌の編集部へぜひ取材をと、手紙を出してくださったことがきっかけだそうです。そして雑誌が発売された次の日には遠方から様々なお客さまが明楽のラーメンを食べにやって来たそうです。
ちなみに雑誌に載った時は、嬉しさのあまり、200冊取り寄せ、お店にいらしたお客さまに全部配ってしまうというサービスぶり。ご主人のお客様を大切にする性格ならでは。
今では、一冊になりボロボロになってしまった雑誌を大事に保管していらっしゃいました。
そんなお話を聞いてる中で、記者はハッとあることに気づき、とても驚いたのです。ご主人、記憶力が半端ではないのです。(今風に言えば「半端ない!」)お店を開店した日にちや、どんなお客さまがどんな時にいらしたか、などその他にも様々な情報を事細かに覚えていらっしゃるのです。その頭脳、ほしい!と思いながら、これまで何十年もの間、歩んできた商売人としての責任感や努力の賜物なのだ、としみじみ感じさせられました。
また、明楽さんは、「古河の七幅カレーめん」にも参加されています。
詳しくは「古河の七服カレーめんサイト明楽さんのページ」をご覧になって下さい。
七福カレーめんサイト、明楽さんのページはこちら
↓
http://www.e-koga.info/curry/top.php?ID=86&cID=2
そしてもちろん、その味もとても評判です。
そのカレー麺で驚かされたのが、ラーメンの器の倍以上あるのではないかと思われる大きな器にたっぷりの野菜が入った、
七福カレータンメン¥840 と 七福あんかけもやしそば¥840。
このボリュームには圧巻されます。もちろん器は益子焼。ご主人曰く、お客様に豊富な野菜を味わっていただきたいという結論に達し、(七福カレーめんに参加する条件になっている)具の数7種類を超え、10種類になってしまったとの事。(あんかけもやしそばの方は9種類)そんな具のボリュームに合わせたら器も大きくなってしまったそうです。
こちらもご主人の人柄がにじみ出ているなぁと思わずにはいられませんでした。
最後にまとめると、シンプルに一言、「美味しい店です!」
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