(有)栗原畳工業(栗原 清 さん)
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(有)栗原畳工業
住所:古河市古河590-2 電話:0280-32-3531 FAX:0280-32-6010
営業時間:平日 8:00 〜 18:00 定休日:毎週日曜日
–ご商売について簡単に教えてください。
平成元年より法人化し、(ゼロからの)畳工事と内装工事(壁紙、床、カーテンも)をやっています。
私で3代目で創業80年くらいになります。
ちなみに、畳だけでなく内装をやるようになったのは、ある方から、(床、天井、壁4面の合計)6面体なのに、何で(床の)1面しかやらないの?」と言われたのがきっかけです。
そんな面白い一言に「なるほど…そうだよな…」と感じさせられたので、その一言をきっかけに6面全てを仕事として受けられるようにしたのです。
–ご商売へのこだわりや工夫は何ですか?
まずは、「無着色表」です。
畳の作り方に、い草の泥染めという工程がありまして、見栄えを良くするため、それに染料を入れる畳屋さんがいるのですが、畳は直接肌に触れるものなので、肌に何らかの影響があってはという事で、泥染めの工程なくした畳を商品ラインアップに用意しています。
それと、意識しているのは、「価格以上の品質」です。
常に質というものにこだわっているので、材料の段階でも質の低いもの使って作る様な事はありません。
また、畳というと、ごくごく一般的なものを想像されると思いますが、今は、ニーズの多様化に対応し、色や形等、品揃えはとても豊富です。(サンプルの写真参照)
今の原材料の産地は中国産が多いのですが、国産に負けず劣らずの質のいいものも多くあります。
また、需要と供給のバランス、コスト(価格)など、様々な現状から全ての畳を国産の原材料で作る事は不可能です。
そういった中で、お客様のニーズやご予算に合わせ、お客様に満足していただく事を目標とした商品づくりを目指しています。もちろん、原材料が国産の商品も扱っています。お客様の中には高くても国産のものを望む方もいらっしゃいますので。そういった形でお客様に満足していただくという事を続けて今に至ります。やはり店を構えて商売をしている以上、信用は大切ですし。何より地元では嘘をつけませんので。
–ご商売の魅力とは何ですか?
日本古来のものである「畳」というものを商品として扱える事です。
物作りなので、面白味もありますし。というのも、一つの畳を作るにしても、納めた時に「すばらしい!」と思える出来映えの時が年に何回かあるのです。
基本的に畳は同じサイズなのですが、納め先の天候、湿度、等の要素と「職人のカン」とが全て揃った時、長年この商売をやっている中でも「来た!(正にキレイに納まった!)」と感じる時が。「ほれみろ!」と心の中で叫んでしまいますね。それと、何よりお客様に喜ばれるのは嬉しい事です。
こちらは仕事としてやっているとはいえ、畳を替えるとお客様に喜ばれ、当たり前ですが、それでお金がいただけるのですから。
正に商売の魅力ではないでしょうか?
–おすすめの商品やサービスについて教えてください。
・畳表替工事20%OFF
・へり無したたみ(半畳一抹敷)¥10500
・美草(みぐさ)置き畳¥7800
置き方によって演出ができる。
詳しくは知っとこネット内、弊社のページ(ニュース!、当店のイチオシ)をご覧下さい。
↓
http://www.e-koga.info/detail/hyoushi.php?KOTEN_NO=169
具体的な商品の画像も掲載されていますので、畳も様々なスタイル(商品)がある事を知っていただけると思います。
–夢や展望をお聞かせください。
今、地域で一番の店を目指して頑張っているので、夢は大きく、最終的には日本一の畳店を目指したいと思っています。
また、正にインターネットでいろいろと商売ができる時代でもあるので、「置き畳」のオリジナル商品を作り、ネット販売をしてみたいと考えています。
…が、そういった「今どき」な展開を視野に入れつつ、「職人という気持ちを忘れたらイカン!」と、足下を見失わない様に気をつけなければとも思っています。
でも、知っとこネットに加盟したおかげで、「こういう所に掲載されているのだから信頼できると思った」と、問い合わせを頂きました。
今どきならではのインターネットの効果をも感じました。
–趣味は何ですか?
ゴルフとそば打ちです。そば打ちは、孫の為に腕をふるってます。
「じぃいちゃん」と、来てくれるので、最高のお客さんです(笑)
おかげで?そばにうるさくなりましたよ?。
【編集後記】
栗原さんは、とても気さくな方で、インタビューが始まってからすぐにうち解ける事ができました。
どちらかというと、インタビューというより、楽しいおしゃべりをしていた感じがする程。
また、インタビューの中で、栗原さんご本人からお話していただいたり、後日、栗原さんを知っている人から聞いたのですが、 歌がとても上手なのだそうです。
その「とても」というのは、ちょっとばかりカラオケが上手い…というレベルではないくらい! コンテストでの優勝経験も豊富で、いろいろと楽しい思い出もあったそうです。(正に武勇伝!←ちょっと古いですね)
お仕事の話の中にも、長年畳を作る仕事を続けてきたからこそ、出てくる様な話題も多くありました。(商売の魅力とは?の件で語ってらっしゃる内容等)そんな姿には、「元気な職人さん」という言葉がピッタリ!ご本人もおっしゃっていましたが、「畳」という、日本古来の物を作り続けているという誇りが、栗原さんというキャラクターを作り上げたのかもしれません。そんな伝統のある畳も、肌に触れるものだから素材に気を遣ったり、色や形にバリエーションをもたせ、デザインを楽しめるようにしたりと、現代風に楽しめる要素も増えてきている様です。
常に「価格以上の品質」を意識し、「日本一の畳店」を目指して畳を作り続ける、歌の上手な職人さんに、あなたの家の畳を作ってもらってはいかがでしょうか?