薬膳ベーグル(船橋 智子 さん)

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interview_go_b.gif薬膳ベーグル
古河市高野1443-2  電話 :0280-93-0001  FAX:0280-92-6007
営業時間:ネット販売(年中無休)  定休日:なし
●お問い合わせ

–ご商売について簡単に教えてください。

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中華惣菜、点心を製造し、食べ物をお客様に提供する仕事を始めて18年目となりました。
長年そうした仕事をしてきたものの、社会、経済、そして「食」に関わる環境も激変してきた為、今年(2008(平成20)年)の10月より、今までに培ってきた技術を生かし、完全手作りの薬膳ベーグル・点心・中華まんの製造販売を始めました。
今回から始めた仕事は、「完全手作り」であるので、食べ物をお客様に提供する仕事には違いないものの、その内容は180度違うものでした。
というより、180度違う内容の仕事を自ら選んで始めたと言う方が正しいと思います。
このように方向転換したのには私なりの理由もあったからです。

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実は、私、以前乳ガンになった事があり、放射線治療を受けるために東京の病院まで通っていたのですが、途中の乗り換えする為の大きな駅の地下に美味しいベーグルの店があり、必ず1個買って食べるのが習慣になっていました。
治療を受けている体の兼ね合いや、様々な理由から、食べられるものと食べられないものがあったのですが、その時の私が食べる(受け付ける)事ができた数少ないものがベーグルでした。
それと私は子供の頃から近所のパン屋さんのパンを食べて育っていたので、その影響もあったかもしれません。
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そしてそのベーグルを食べた時、食べ物を作る仕事をしている私なら、もしかしたらこれよりちゃんとしたものを作れるんじゃないか?
自分の会社で作れるんじゃないかと考えるようになったのです。
さらにその時乳ガンであった自分の体というスタンスからも、食べものを食べて体をつくるという事の大切さも感じていたので、今までの仕事でやってきた事とは真逆になるけれど、きちんと手作りで作り、さらに素材は自分の目で見て納得したものを使いたいというところは譲れないポイントとなりました。

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商品そのものの
こだわりの部分として、動物性タンパク質は使わず、植物性の材料で作り、季節のもの(素材)を食べられる様にしたいという考えなどから、「薬膳」というキーワードに行き着いたのです。
薬膳といいつつ、難しいものや、食べにくいものというものではなく、「体にいいもの」というニュアンスから、「薬膳」という言葉に行き着いたので、その辺はあまり構えていただかなくても大丈夫だと思います。

 

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また、乳ガンになり、食す事で体を作るという事の大切さを知った私が作り、同じように乳ガンで苦しんでいる人達へのエールの意味も込めまして、ベーグルのパッケージ(袋)に(乳ガン撲滅運動の象徴である)ピンクリボンをプリントしました。
現時点でも薬膳ベーグルを買ってくださっているお客様に女性が多いというのもその理由です。

 

 

 

–ご商売へのこだわりや工夫は何ですか?

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お客まさの笑顔に出会える、喜んでいただける商品作りをする事です。
手作りの商品の為、作り手の手と目を通して生まれてくる商品ですので、お客様がご家庭で召し上がる際にも、また、弊社の商品を贈り物として送られた際にも喜んで頂ける事を考えながら作っています。

 

 

それと同時に作る商品や商売を通しての、人とのつながりを大切にしたいと思います。
現に今までも、大切にしたいと思える人とのつながりから、すばらしい関係、仕事などに結びついて私にいい影響を与えてくれています。

–ご商売の魅力とはなんですか?

創業開始以来、食の「安心・安全」に努めて来ました。
ゆらぎのない18年間の安心・安全が今日に続いて、今もこうして食の仕事を続けていられる事です。
そしてこの仕事を通してこれからも食べる事の大切さを作る事により伝えていける事です。

–おすすめの商品やサービスについて教えて下さい。

私達の商品は、ローズポーク(茨城県産銘柄豚)と地場産の季節野菜を使った
「古河の郷」から生まれる商品です。

・薬膳ベーグル150円~
・ローズポーク餃子(10個入)300円
・ローズポークにくまん(2個)520円
・ローズポーク焼売(6個入)550円

 
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–夢や展望をお聞かせください。

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将来的には、商品の中に使用している野菜を自分で育てて、その野菜を使用して商品を作っていきたいと思っています。
100%華コーポレーションから作られる商品を目指して。
また、近くの農家で作られた野菜などを使って商品を作っているので、産地だからできる食材を使っての、華コーポレーションだから作れる商品作りをして行きたいと思います。

 

–趣味はなんですか?

なんちゃって陶芸家気分で陶芸を趣味でやっています。
そんな趣味からの広がりで、小学校に陶芸教室の講師としてお手伝いに行き、陶芸を児童に教えたりもしています。

【陶芸教室の後、小学生から届いたお礼の手紙↓】 

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船橋さんは食べ物を作る仕事を始めて
momoko.gif18年が経つとの事ですが、その間に社会も経済もそして「食」に対する環境も大きく変化し、その大きな変化に順応する様に、「手作りで商品を作る」というスタイルに行き着いたとの事です。
今も、産地の偽装を始めとする「食」に関する様々なニュースから不安を感じている消費者の方は非常に多いと思います。
そんな中、ご自分も乳ガンという重い病に苦しみ、その時に感じた多くの事も、今の仕事に至るきっかけとなったとの事。
よく病気になると健康のありがたさがわかる等と言いますが、船橋さんの場合、その病気が非常に重いものであった為、健康や食べて体を作るという基本的な事に対してまさに原点から見つめ直す事になった様です。
そしてお仕事も食べ物を作る仕事であったという事から、ある意味、薬膳ベーグルを作るという事は運命だったのかもしれません。
また、仕事を通じての人との関係も、いろいろな事を感じる事が多く、実際に「手作りの商品を作って売る」という事に対し、様々な方面から応援する様な形で進み始めていそうです。
ノウハウもあまりない状態から初めた結果、今の製造の限界は1日200個程度との事。
その商品を楽しめる(買える)のは、現在、古河総合公園内のジェラテリアとJAむつみの直売所の2ヶ所。
お近くの方はご自分の足で買いに行ってみては?
また、現在、ベーグルを始めとする商品を買うことのできるホームページを制作中なので、ホームページができあがるまでにお知らせしたい事がある場合は、知っとこネットでお伝えするとの事です。

 


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