December 2015

先月へ

12345678910111213141516171819202122232425262728293031

次月へ

2015.12.01

提灯竿もみまつり直前情報(5) by もも子 [提灯竿もみまつり応援団]

「古河提灯竿もみまつり」おさらい【その5】

画像(244x320)・拡大画像(398x520)

【今夜べぇだ 今夜べぇだ】
いざこざがあっても、無礼な事があっても根に持たない。
今日ばかりは無礼講だ!
商店などの小僧さんや使用人たちは、普段のキツイ仕事から解放され、今夜ばかりは自由だ!
明治以降、まつりの夜に取締りをする藩の役人達は、この日だけは特別に見て見ぬふりをしてくれた。

「今夜べぇだ、今夜べぇだ」と、口々に言っていたのは、無礼講が認められ、ほんのひと時の自由への歓喜の現れだったのか烽オれません!


〜〜もっと詳しく知りたい〜〜】
激しく揉み合い、自由にならない提灯竿を懸命にもみみ合うこのまつりは、男のエネルギーのぶつかり合いであり、発散の場でもあった。
そこは、無秩序と混乱、興奮と怒号の空間であり、全てを忘れてただ揉むことのみが目的となった。

まつりの掛け声の「今夜ラぇだ、今夜べぇだ」とは、「今夜だけだ」というこの地方の方言で、今夜だけは普段許されない事が可能になり、日常起こりえないことが起こる。

「今夜べぇだ、今夜べぇだ」はまつりだけでなく、まつりに関連した事柄にも及んだ。
この夜だけは、映画館、芝居小屋、料理屋あるいは遊郭も終始営業し、女性や子どもも遅くまで出歩く事が許された。

提灯竿もみまつりには、当然のように怪我と喧嘩がつきもので、この喧嘩も「今夜べぇだ」と言ってこの夜のうちに納められ、この仲裁に重要な役割を果たすのが、町内頭(がしら)や鳶(とび)の人達だった。

提灯竿もみまつりにおける鳶(とび)の役割は、各町内で竿の組み立て、提灯の胴元、矢来の組み立てとともに、もみ場の警備等があり、「矢来の中の喧嘩は、警察が入ると余計に大きくなり、納まるものも納まらなくなる。」と言われており、頭(かしら)が仲裁に入ると、相手も引き下がり、あとは町内の役員同士で話し合って解決された。
彼らが半纏を着ていることから、半纏着が入ると、どんな喧嘩でも納まると言われた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
≪もも子のひとりごと≫

提灯竿もみまつりは、中でも最大の楽しみであったと思われ、「今夜べぇだ、今夜べぇだ」とハメを外し、楽しんだのかもしれませんね!!
そして、“無秩序と混乱、興奮と怒号”って、ワー!想像もつかない男の世界!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

トラックバック

トラックバックURL

http://www.e-koga.info/momoko/tb.php?ID=580

この記事についてのコメントはこちらです。

コメント投稿フォーム

名前:(この情報をCookieに保存させたい場合にチェック)
メールアドレス: (表示はされません)
URL: (名前にリンクされて利用されます)
コメント:
パスワード: (削除時に利用)

プロフィール

もも子

知っとこクチコミ探偵団

ボス

もも子

年齢 :答える義務なし
住所 :古河市在住
血液型:A型
家族は夫と長女7才、長男5才、犬一匹。しかし育児と家事のほとんどを夫に任せ、自分は古河のお得な情報集めに日夜明け暮れる(フリをしている・・・家事が嫌いなだけ)。
座右の銘「トクする人生ここにあり!byもも子」

検索


上記の検索結果のRSS情報です RSS1.0

最近のコメント

知っとこお店さがし

Copyright (C) 2007 Yukihana All rights reserved.