2013.11.22
鍛冶町 富岡蔵の曳家 by もも子 [クチコミ情報]
鍛冶町 富岡蔵の曳家
☆ 11月21日〜22日にかけて、鍛冶町の通り(一部)を通行止めにして大掛かりな曳家が行われました。
☆ 富岡蔵は、明治末期に建てられた築100年を超えた貴重な蔵です。
☆ その曳家ですから、高度な技術と細心の注意を払い、更に、周りの人の安全にも配慮しながらの、とても難しい作業なのでしょう。
☆ 古河のまちに多くの蔵が建てられたのは、明治21年4月の大火事(夜10時40分に当時の二丁目にあった劇場からの出火)がきっかけだったようです。
☆ この火事は、隣にも通りを越えた商家や民家にも類焼し、翌日の午前3時頃鎮火したと伝えられています。
☆ この大火事を機に火災から人家や財産を守るために、防火性に富んだ土蔵造り町屋の建設が進んでいったといわれています。
☆ 明治から大正にかけて蒸気船や鉄道が開通し、製糸業や卸業などの成長により、城下町から北関東有数の商工業都市へと変貌を遂げた時期でありました。
☆ こうした変化のなか、士族に代わって町の主役となった商人達は、明治21年の大火の恐怖を教訓にしながら、新しい古河にふさわしい町並みとして、防火対策と同時に商業繁栄の象徴として、当時関東各地で流行オていた土蔵造り町屋を選んだわけです。
☆ こんな背景のなかで建てられた、歴史ある貴重な財産を、今に生きる我々が、大事に守り受け継いでいくとこの重要性を、強く感じた曳家レポートでした。
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