2012.08.27
古河の歴史26 by もも子 [まちの歴史]
〔 土井利位と雪華図説(せっかずせつ) 〕
利位は学問を好み、わが国最初の雪の結晶を研究した殿様学者として有名である。
利位の雪の観察研究は、約20年間にわたって進められたようである。
その動機は、側近の泉石から蘭書マルチネット著の「各致問答(かくちもんどう)」という自然科学書を教えられたことである。
その本の第1巻に雪の章があったため、雪についての興味関心が高まったといわれている。
1813年(文化10年)ごろから顕微鏡による観察を始め、1832年(天保3年)に刊行された「雪華図説」には86種を観察し、1840年(天保11年)には「続雪華図説」が刊行され、計183種が正・続編2冊にまとめられた。
雪の結晶をデザインした校章や道の敷石に使われたりしています。これらも雪の殿様を偲んで作られたことなのでしょう!!
※更にもっと詳しく知りたい方、必読!
正+続「雪華図説」復刻版
小林禎作 雪華図説新考
花桃館駅西店で販売しています。 2,600円
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