2011.11.28
古き善き風習 by もも子 [風習]
★古河の中心市街地から車で20分位のところにある古河市高野(こうや)
★その地区には、今もなお脈々と守り続けられている【大師講】があります。
★そこは、自然豊かでほのぼのとした人情味あふれる地域です。
★この大師講は、いつから始まったか定かではないが、親もそのまた何代も何代も上の親から続いている風習だそうです。
★11月21日の大師講の集まりに参加させてもらうと、およそ70歳以上のお母さんたちが、OOちゃん、OOちゃんと呼び合い、まるで小さい時から一緒に育ってきた幼馴染のようでした。
★観音堂中のテーブルの上には、自分の畑で採れた新鮮なほうれんそうの胡麻和え、野菜とたけのこ(春に掘られたものの塩漬を戻した)の煮物、きんぴらごぼう、たくあんや白菜やラッキョウの漬物、、ゆずの砂糖漬、おでんなど腕をふるって作ってきたごちそうがいっぱい並んでいました。
★これらのごちそうを囲み、時代と共に集いの形の変化はあるものの、そこは、農作物のこと・健康のこと・お料理のこと・子や孫のこと・おしゃれのこと・おいしいお店のことなど、賑やかな情報交換の場となっていました。今で言う「女子会」というところなのでしょうか。
★25軒のお母さんたちにとっては、身近で最高のコミュニケーションの場であり、ホッとできる安らぎの場にもなっているのでしょう。
★毎月21日にはお大師様の旗を立て、掛け軸をかけ手を合わせてお参りしています。
(12年に1回はお開帳があるそうです。)
その維持管理が大変なので、毎月積み立をして管理費用に充てているそうです。
★この他に、毎月17日には観音講、19日には十九夜講があり、若いお嫁さんから60歳までの女性が同じように集い情報の交換をしているそうです。
★4月21日は弘法大師(空海)の命日で、年に一度盛大に行なわれるそうです。
★また昔は、境町など近隣のまちからも参拝客があり、自分たちもよそへお参りに行き、ごちそう(紅白もち・赤飯・おでん・煮物など)を作ってお互いの参拝客に振舞っていたそうです。
★その頃は、歩いてどこまでも行ったとのこと。
信仰の深さがなせる業なのでしょう。
★楽しい時間は延々と続きます。。。
しゃべる!食べる!笑う!
もう止まらない。実に楽しそうでした〜
★「古き善き風習」いつまでも受け継がれていくことを願わずにはいられませんでした。
★元気で長生きの秘訣は、こんなコミュニティーにあるのかもしれませんね!!
★更に、素敵な笑顔にいっぱい出会えました。
トラックバック
トラックバックURL
http://www.e-koga.info/momoko/tb.php?ID=402
この記事についてのコメントはこちらです。
katsuさん、コメントありがとうございます。
m( _ _ )m
今回取材させて頂いたほかの地域でも、
脈々と受け継がれている「古き善き習慣」は、
残っているところもあるのでしょうが、
残念なことに私の身近では見つかりません。
しかしながら、今でも神社で目にするのは、初詣、七五三、受験の時の合格祈願など。
神様に手を合わせる姿は、形だけでなく心の底からのお願いであり、祈りなのでしょう!!
☆もう一度見つめ直したいですね。こういうこと。
はじめてコメントします。
古き善き習慣!
いやー 昔はこういった人と人との集まる光景って身近でしたね!
たとえば、上棟式(餅拾い)とか、天神講(子供の集まり)
酒盛り、自宅結婚式、お七夜(赤ちゃんの御祝)、などなど寄り合って、わいわいがやがやしてて!
今と違って情報がない時代でしたから、こうした集まりから(コミュニケーション)知恵を出しあい、協力して社会生活か円滑にながれていたんですよね!
まして観音様を信仰し、その土地で生活していることに感謝している!いいですね!
どんな土地でも必ず近くには、観音様や神社やお寺などなどがありますから、地元を守ってくれていることに対して感謝の心って大切なんだなーって思いました!感謝から人と人との絆があることも感じました!
もも子さん、とっても心が豊かになりましたよ!
良いブログ記事に感謝 ありがとうございました!