m-flowさんの稲葉かおりさんとボランティアスタッフの方々は、古河市古河福祉の森会館ふれあいの湯で、お風呂利用者に対して、月に１度ハンドリンパマッサージのボランティア活動をしています。

一般的に、ボランティアなどの奉仕活動は、あまり人目に付くこともなく行われることも多いようですが、m-flowさんのこの取り組みも、昨年７月から約１年間コツコツと続けられているそうです。

始めたきっかけは、お店を開業していて、来店されるお客様の年齢層よりもっと高齢の８０歳代〜９０歳代の方の肌に触れてみたい。そして、健康への啓蒙をしたい。という思いを古河福祉の森会館へ伝えたところ、ふれあいの湯のお風呂利用者にやらせてもらえることになりました。

こうして、１年間休むことなく（月に1回）続けてこられたのは、ハンドリンパマッサージの日を楽しみに待っていてくれるお爺ちゃん・お婆ちゃんがいて、人生の大先輩の貴重な話が聞けること、更に「気持ち良いよ！」といってくれる一言や、回を重ねていくうちにボランティアスタッフが徐々に増えていくことも励みにもなり、結果、ボランティア活動と言いながら、それらの全てが自分自身の勉強になり、オマケとして楽しい時間を過ごさせて頂いていることに改めて気づいたそうです。

先ず、鎖骨のリンパ節をさすり肩を揉み解しリラックス、次に、ジェルをつけ、１本１本丁寧に指先から肘までをゆっくりマッサージ、最後は蒸しタオルで手を温めふき取ります。

リンパマッサージ効果は、メディアによれば、“痩せる・体のラインをキレイにする”という触れ込みもあるようですが、稲葉さんの視点はそうではなく、“リンパ液の流れを良くし、免疫力をアップさせ、風邪をひきにくいからだになる”つまり、「体を元気にし、自分の体は自分で治すこと（免疫力を高める）のお手伝いをするという健康志向でやっています」と、優しさ溢れた眼差しで話されていました。

ボランティアスタッフは、すでに資格を持つリンパセラピスト２名とリンパセラピストの資格取得を目指し、理論・実技を勉強中の１人が加わり、お年寄りの方には大変好評を得ていました。

途中（一方の手が終わった時）、お婆ちゃんに感想を聞いてみると、
・「こわばったい感じが取れた
・手のむくみが取れて軽くなった気がする
・とにかく気持ち良い
など喜びの声が上がっていました。

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リンパマッサージのインストラクターの資格を取りましたので、セラピスト（生徒さん）を育てるということにも力を注ぎ、大勢の皆さんに本来のリンパマッサージとはどんなものかを伝えることと、一人でも多くの方に喜んで頂きたいという夢があります。（稲葉さん談）

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そして、ボランティアスタッフさんは、家族やご近所のお友達にもリンパマッサージをやってあげるなど、自分なりの勉強も深めているそうです。

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今日の最高齢者は、９２歳でしたがとてもお元気で、「病気はありません！」「好き嫌いなく何でも食べます！」「お酒も少したしなみます！」とハキハキと答えていました。

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稲葉さん曰く、究極的には、いつでも・どこでも・気付いた時にセルフリンパケアはできますよ！！
お風呂の中でも服の上からでも、素肌でも、ジェルをつけなくてもいいんです。と・・・

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自分の商売だけでなく、ボランティア活動に真剣に取り組んでいる姿は、頼もしくとてもステキでした。

エステは贅沢とか、エステ店には入りにくいとか、一部には敬遠される傾向もあるようですが、リンパマッサージの本質を聞いてみると、免疫力を高めることが本来の目的であること・健康に繋がっていることが分かり、その良さが充分に理解でしました。

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今回の取材で、“エステ”に対する考え方が１８０度変わりました。V（^^）V