2009.12.21
「蔵美」イベント 第5弾(ウォーキング編) by もも子 [イベント]
またまた「蔵めぐりウォーキング」に参加してみましたが、18日に中村良夫先生の講演を聞いてからは、蔵に対する意識がこれまで以上に変わってきて、今回は、ちょっと視点を変えて見学してみることにしました。
小学4年生や東京からの参加者もあって、幅広い層に「蔵美」が浸透しつつあることに驚きました。
道々、ボランタリーガイドさんの説明や参加者の声を聞きながら、歩を進めていきました。今では見かけなくなった桐の木の話、銀行所有の蔵、古河城から持ってきて植え込んだという樹齢300年の木の話などです。
更に参加者から興味深い話を聞くことができました。
それは数十年前に実家が店を営んでいたころの話ですが、道路の拡幅に伴い、所有していた蔵を壊して道路を広げたそうです。その当時はどの家もためらうことなく、「壊すのが当たり前」のように思っていたそうですが、今になって、その実家のお母さんが、「壊すんじゃなかった」と後悔しているそうです。
「一度壊してしまえば、もう元には戻らない歴史的財産を、真剣に考えなければいけなかった。」とその参加者は言っていました。
全く、先日の中村先生のお話と同じだったので、びっくりでした。
今ある蔵の「看板やパネルをはがしてみると、素晴らしい蔵が現れ街並み景観も変わるのに」と、想い描きながら見ていきました。
歴史博物館で、トイレ休憩でした。建物に入る途中にあった石碑(古河城出城諏訪曲輪跡)も、今回の参加ではじめて目にしました。(もっとじっくりと説明を聞きたかったです。)
歴史博物館からレストラン唐草さんに抜ける道も風情があっていいですね!!
この竹林イイですよね〜〜!!
昭和19年に移した日光街道の道標が(左日光 東筑波)もともとは曲の手(かねのて)にあったこと。この説明を聞きながら、恥ずかしいことに、私はこれまでず〜と“かぎのて”と覚えていた事に気づいたのでした。。。
町名にも歴史を偲ぶ名前があることが分かりました。
鷹匠町(たかじょうまち)・大手町・代官町・白壁町・厩町(うまやちょう)・大工町・鍛治町・紺屋町・石町(こくちょう)などなど、「蔵めぐりウォーキング」ならではの面白があって、何度参加しても新しい出会いや発見があり、つくづく街中をゆっくり歩くって面白いなあと思いました。
来年1月、17日と31日(最終回)にも「蔵めぐりウォーキング」があります。どうぞ参加してみてくださいね!!
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