2009.12.14
古河3中で楽しいそば打ち体験教室 by もも子 [日記]
12月9日(水)古河3中で、そば打ちのプロの技を学び、一人でそば打ちができるようになることを目的としての、“そば打ち体験”がありました。
今年で8年目を迎えるというこの教室は、新そばがとれるこの時期に毎年実施してきたそうです。
そのきっかけは、「そばの種をまき、粉にしてみよう」という提案からはじまり、「そば打ち体験もしてみたい」と大きく発展していった教室だそうです。
この体験教室は、前日に材料の計量
そば粉300g・小麦粉200g・水250cc(これが黄金比率か 自分でもやってみたくなりました。)
当日は、ガスのセッティング、そば打ち道具(こね鉢・そば包丁・のし棒・こま板・まな板)やなべ、ざる、おわん、お箸などの用意も抜かりなく、また、そばつゆ作りは、大鍋4つ分、山ほどのかつお節でダシをとり、具となる鶏肉・大根・油揚げ・ごぼうなど半端でない量も自分たちで切りました。(ちなみにダシをとった後のかつお節は、少しずつみんなで持ち帰り、ふりかけなどに再利用してもらうそうです!エコですね〜!)
天ぷらは、ご父兄のお手伝いによって山ほどの量を揚げていました。サツマイモ(ガーデニング部が学校の菜園で育てた)にんじん・干しエビと玉ねぎ・ごぼうとにんじんなどを揚げていました。(ホクホクとしたさつまいも、おいしかったですよ!!)
担当の先生の指揮の下、ご父兄やそば打ちのプロの協力あってのことなのですね!
先ず、体験を前に注意事項などお話の後、プロのお手本を見ていると、「すっごい」・「芸術だよね」・「パンのようにきれいに丸くなった」などという感想を漏らしながら、真剣なまなざしで見入っていました。そば打ちのプロの指導に従って、さっそく各自1テーブルを使っての体験の始まりです。
教えてもらった通りにやってみても、「ポロポロしている」・「ベトベトして手にくっついてしまう」とか・・・なかなか上手くいかない子もいましたが、担当の先生やそば打ちのプロの行き届いた指導と、ご父兄のさりげないサポートが見事にかみ合って、生徒たち全員が、真剣にそして楽しく学べた体験でした。
どの子も生き生きとしたイイ顔で、一生懸命やっていたのが印象的でした。
最後に試食タイムで、生徒が一生懸命作った田舎そば風の美味しいおそばを、生徒や先生ご父兄の皆さんと一緒に頂いてきました。打ちたてのおそばの味は最高でした!
そこで、生徒たちに「作ってみての感想は?」と聞いてみると、「初めてだから難しかった」・「生地をのばすのが難しかった」・「丸く上手にのばせた」・「大きなそば切り包丁で切るのが怖かった」・「自分で作ったおそばは美味しい」・「普段は食べないけど美味しい」などの感想が出ました。
その後、先生方もスケジュールの合間に全員が試食をされたそうですが、「良くできたね!」「頑張ったね!」など、先生と生徒のコミュニケーションがとられるきっかけ作りにも、効果があったようです。
また意外にも、「お手伝いのご父兄や先生方もそば打ちに興味をもたれ、後にそば打ちを始めるきっかけになる人もいました」という面白い話も聞いてきました。
生徒たちは、試食をした残り分とそばつゆを、家族へのお土産に持って帰っていきました。
さらに嬉しい事に、前年度の卒業生が試食タイムに駆けつけてくれて、びっくりしました。卒業生までも一体となったこの企画は、しっかりと定着してきたということなのでしょう。
“日本そば”という、今どきの子供には、少し馴染みの薄い食べ物が、こんな形で浸透していく事はとっても素晴らしい事で、生き生きした生徒たちの顔を見ていると、こちらも自然に元気が出てきて、とてもすがすがしい気分で帰ってくる事ができました。
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