2009.02.10
渡良瀬北斗乗馬倶楽部さんでの乗馬体験 by もも子 [日記]
〜ビビッ!〜
犬や猫も飼った事がない私にとっては、馬に触れるのを少し不安に思いながら臨んだ体験でしたが、不安なんてすぐに吹き飛んでいきました。馬ってかわいいんです。馬の目を間近で見た事がありますか?大きな目、そしてまつ毛まであって、愛らしい・・・何かものを言いそうな、純粋な目なんです。向き合って目を見た瞬間、ビビッときたんです。
〜初対面の挨拶〜
これから乗せてもらう馬、「パット君」に正面から向かい合って挨拶。「はじめまして、こんにちは。よろしくネ!」“ニコッ”ってね!人間同士の会話のように。そして、顔をなでて首に触れて、何だか馬と仲良くなった気分での好スタートでした。
馬場への移動中、ずっとおなかに触れていると、ぬくもりを感じつつ、馬の体毛が想像以上に柔らかい事に気づいたのです。
トレーニングウエア上下、更にジャケットを着て、渡良瀬北斗乗馬倶楽部さんからお借りした乗馬用の膝までのブーツ、丸くかわいいあご紐のついた帽子、それだけでもうすっかり騎手の気分になって準備完了。
今の季節は、まだ寒さが気になりますが、(本当は一生懸命説明を聞いたり、手綱さばきを楽しんでいたので、寒さなんて一向に気にならなかったのですが・・・)これからの季節、絶好の乗馬日和になると思いますよ!
馬には大きく分けて、サラブレッドと乗用馬(じょうようば)があって、サラブレッドは競馬レース用の馬だそうです。レースの役目を終えたサラブレッドが、乗用馬(じょうようば)として乗馬に起用される事もあるそうですが。
〜馬場へ到着〜
踏み台を使って、いざ馬の背中へ。インストラクターの方が、いろいろ丁寧に教えてくれ、安心して乗れました。馬上での視界は、いつも見慣れている視界と違って、体半分くらい高くなり、何だか偉くなったような気分、そしてゆったりとした穏やかな気分にもなりました。(馬のたてがみを上から見下ろすことってなかなかないですからね・・・)
〜手綱さばき〜
車には、アクセル・ブレーキ・ハンドルがあり、操作に従い思いのままに動くシステムになっていますが、そこが機械と生き物の違いで、こちらの微妙なところが伝わるらしい事にも気づいたのでした。スタート・停止・右回転・左回転・一通りのレクチャーを受け、これで完璧!と思いきや、忘れてはいけないのが、「良く出来たね」という意味の褒める動作があったのです。なるほど、生き物だからこそ、コミュニケーションが必要なのですネ。子どもだって褒めてあげれば嬉しいものですからね!!
両足で馬のおなかをポンと軽く叩くとゆっくりスタート、しばらくして停止の合図、手綱を軽く引くと止まった。「ワー!!思いのままだ!」右へ左への合図も伝わっている。「確かにこちらの思いが伝わっている。」嬉し〜〜い。この種の喜びは始めてかも・・・
こちらからの指示がうまく伝わり、その通りに動いてくれるこの感動と喜びは、体験した人しか分からないでしょう!!『乗馬の醍醐味』ですね!(更に高度な技術があり、それを習得した人は、もっともっと大きな喜びを感じ取ることができるのでしょうが、今回はこれで大満足でした。)
歩を進めていくうちに、自然に背筋がピンと伸びていて、いつもより姿勢が良くなっている事に気づき、これはイイと実感。そう言えば、乗馬には筋力強化や腰痛の予防、関節の柔軟性向上、私が一番気になるダイエットにも効果があるらしいと聞いた事がありました。
馬が歩くスピードは、常歩(なみあし)・速歩(はやあし)・駈歩(かけあし)・襲歩(しゅうほ)という段階があるそうですが、競馬での走りを襲歩(しゅうほ)というのだそうです。ここではレースはしないので、常歩(なみあし)・速歩(はやあし)・駈歩(かけあし)が習得できるそうです。
〜終了〜
30分ほどの乗馬体験でしたが、全く疲れることなく、もっと乗りたいと名残惜しく思いつつも終了。
乗る時には、踏み台を使って乗りましたが、降りる時は、馬の背で腹ばいになり滑るようにして降りるのです。(パット君ありがとう。)
〜ご褒美〜
乗馬終了後は、厩舎でハミ(口にくわえている金具)を外して馬を自由にしてあげ、ご褒美のにんじんを食べさせてみました。食欲旺盛にバリバリっと音を立てて美味しそうに食べてくれました。ちなみに、馬にとってのご馳走は、“にんじん”と“りんご”だそうです。今度パット君に会いに行く時は、りんごを持っていこう!と決めています。
〜馬との関わりは古くから〜
「はなむけの言葉」・「羽目を外す」・「引き出物」など、馬にまつわることわざ・語源があるようです。
更に、イスラムの古いことわざの中にも『地上の楽園は馬の背中にあり』という言葉もあるようで、人間の歴史の中で、古くから人間と馬との関わりは、生活を支える為だったり、潤いを与える為だったり、財力の象徴だったり、宝物の一部としてだったり、深く広くあったのでしょうか。遠い昔に思いを馳せ、豊かな気分もなれた一時でした。
〜実感〜
今回の体験で感じた事は、「乗馬もスポーツの一種だけれども、生き物と一体となってするスポーツは他にないのではないか。馬のぬくもりや四季の移ろいを感じられる豊かな自然の中で、たまには非日常的な時間を過すのもいいものだ。そして、乗馬は、一部の特別な人だけのものではなく、習い事のひとつに加えられるような、誰にでも出来るスポーツであり、レジャーなのかな」と、感じたものでした。
「百聞は一見に如かず」いや、見るだけでは分からないもの。今度は、更なる爽快感が得られるよう、また乗ってみたいと思いました。
翌日、太ももの内側が、あれ?少し!筋肉痛かな?と思ったのも言うまでも無い事実です。
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